「いつも明るく、笑顔でいましょう!」
これは不登校の子を持つお母さんが、周りから常にかけられる言葉ではないでしょうか。
直接的に言われないにしても、あらゆる方面から、そして自分自身からもこのプレッシャーを感じていることと思います。
「家庭の雰囲気を保つために、お母さんはいつも太陽のようにニコニコしていましょう」
「お子さんに、学校に行かなくてもいいよ!と言いましょう」
このような文言はそこらじゅうの本に溢れています。
真面目な親御さんは不登校の子供のために何ができるか必死で考えていますから、「常に笑顔でいなくてはいけないのだ!」「優しい言葉をかけなくては!」と思い込み、一生懸命に実践しているのではないでしょうか。
けれど、本当にお子さんの不登校を解決したいのなら、残念ながらこれは逆効果です。
誤解を恐れずに言います。
不登校の子供を持つお母さんは、「無理に笑顔を作らないでほしい」のです。
お子さんが不登校になった時、親御さんは自分を責める傾向にあります。
私の育て方が悪かったのだろうか……
どうすれば子供が学校に行ってくれるだろうか……
それで頭がいっぱいになります。
自分自身だけでなく、周りからも責められているような気になります。
「家庭環境が悪い」と思われているのでは?
「教育ママ」と思われているのでは?
そのように感じてしまい、心がいっぱいっぱいになってしまっているのではないでしょうか。
お子さん自身は、もちろん辛いかもしれません。
けれど不登校は、親御さんのメンタルも追い込むものなのです。
そんな中で、「笑顔を作りましょう!」と言われるのは、酷なことです。
不安で、イライラして、疲れきっているのに、心からの笑顔など作れるはずもありません。
「学校に行ってほしい」と思っているのに、「行かなくてもいいよ」と本心とは裏腹なことを言うのは、果たして本当に解決への近道なのでしょうか?
非常にストレスがかかっている状態なのに、それを無視してニコニコし続けていれば、いずれどこかで破綻します。
そもそもお子さんは、お母さんの笑顔が本当の笑顔かどうか敏感に見抜くことができるのです。
本心を隠して笑顔を取り繕っている「嘘くさい」母親にはむしろ不信感を抱くかもしれません。
もし完璧にそれを隠して笑顔を作れたとしても、自分にずっと嘘をつき続けることはよいことでしょうか?
自分に嘘をつけば、自分自身を信じることができなくなります。
自信のなさでますます自分を責める悪いスパイラルに陥って苦しくなります。
苦しさのあまり「なぜ学校に行ってくれないのだろう?」と子供への不信感が芽生えてしまうと、子供はそれを感じ取り、親子がお互いに信頼できない相手になっていきます。
このような状況が長引くと親子ともどもに疲弊してしまい、一家が共倒れで家庭崩壊……というような事態になってしまいかねないのです。
また、不登校だからといって安易に学校のスクールカウンセラーに相談したり、巷の心療内科や臨床心理士に相談するのもあまりおすすめできません。
家族以外の他者のサポートを借りるという点ではよいのですが、なぜ私がその手段を勧めないかというと、結局、結果が出ずにかえって苦しくなってしまうケースがとても多いからです。
政府は学校にカウンセラーの増員を図っていますが、不登校になる子供の数はまったく減っていません。
カウンセラーや臨床心理士、心療内科の先生はたくさん心の勉強をしてきているプロの方々です。彼らの力を借りれば不登校が解決できるのでは?と考え、親御さんが頼ろうとするのは当然のことでしょう。
しかし、では彼らに相談するとどんなことを言われるのかというと、「規則的な生活をさせましょう」とか、「朝、ちゃんと起こしましょう」とか、「とりあえず学校に行ってみましょう(!?)」とか、そのようなことをアドバイスされたりします。
アドバイスの内容自体は間違っていないのかもしれません。しかし、不登校になる子と親御さんの関係は、まず基本的なコミュニケーションが取れないような状態になっている場合も多く、このようなアドバイスは段階的にいくつも先の話です。
「早く寝ようね。早く起きようね」「うん!」というようなコミュニケーションが成り立つ親子であったら、そもそも悩んでいないでしょう。子供に求めることと、実際に子供ができることのギャップがありすぎるのです。
プロの先生たちにこのようなアドバイスを受けてしまうと、親御さんは更に苦しくなります。助けを求めて行ったのに、提示される解決策のハードルが高すぎて、梯子を外されたような気分になります。
心を専門的に学んでいるはずの人たちに頼っているにも関わらず、なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか。
最も大きな原因として考えられるのは、彼らが学んできたことは「学問」だからです。
心について知識が深くても、それはあくまでも机上のものであり実際のコミュニケーションがベースになっていないのです。教科書で学ぶのは、「ある事象」に対して「こう対応」しましょう、という断片的なセオリーであって、実際の人間関係に即したものではありません。どうしても対症療法的な(原因を見ずに症状だけに対処する)アプローチになってしまうのです。
また、もし運良く子供に合った良いカウンセラーに巡り会えて信頼関係を徐々に構築できていたとしても、ある日急にカウンセラーが転勤になって新しい人に変わってしまうというようなこともよくあります。
このような状況の場合、今までやってきたことがすべてパアになるというだけではなく、子供が頼っていた相手に見捨てられたように感じてかえって悪化してしまうことさえあるのです。
不登校を早急に解決した方がいい理由は、本人や家族が苦しいというだけにとどまらず、それが長期的に解決されないことによって「引きこもり」に直結するという事実にもあります。
そもそも不登校というのは、18歳以下の社会に出る前の子供に対して使う言葉なのですが、社会人になる歳になってもそれを解決できず、そのまま何年も何十年もたってしまうと「引きこもり」と呼ばれるようになります。一時期はさかんにテレビなどでも取り上げられていたので、引きこもりと呼ばれる人たちの存在はほとんどの方がご存知のことと思います。引きこもりの人は、2022年現在、統計が取れているだけでも115万人は存在しており、大きな社会問題となっています。
引きこもりの人が、状況を改善することができないまま年を取り続け、59歳を過ぎてしまうと「孤立無業者(スネップ)」と呼ばれるようになり、もはや人数の統計も取られなくなります。家から出ることなく、社会経験のないまま60歳にもなれば社会復帰も非常に困難で、ほぼ再起不可能と言ってよいでしょう。
不登校や引きこもりの数は年々増加しています。統計には現れることのない「孤立無業者」の数は相当なものになると考えられます。このままだと日本の未来は暗くなってしまいます。
自分自身が5年近くも不登校だったことは、社会人になってからはあまり他人に話したことはありませんでした。
学校に行くことを親と約束したのに、その次の日の朝起きたら身体が動かず、
「嘘つきだと思われたな」「というか、嘘つきだな、自分は、、」と自己嫌悪い陥ったことも、何度もありました。
どうしていいかわからず母親の背中を蹴ってしまった時には、
「ごめんなさい、ごめんなさい」と心の中で何度も何度も繰り返し謝しながら、
自分に生きている価値なんて無い、と本気でこの世から消えたいと思っていたことも、覚えています。
当時感じていた、感情、心の動き、感触は、けっして忘れることはないと思います。
だからこそ、初めて就職して「こんな自分でも社会の役に立てるんだ」と思えた時の感動、感謝の気持ちも鮮明に残っていて、それが今、NPO(非営利団体)で就労支援活動を行っている原動力にもなっています。
当時は自分がいっぱいいっぱいだったので、
親やまわりの人達がいろいろとサポートして環境をつくってくれようとしていたことは
気づいていたし、感謝していた部分もあったけど、
本当の意味で感謝できたのは、そこから抜け出して、解放された後でした。
親も大変だっただろうな、と。
父の転勤で海外に渡ったので、慣れない環境の中、子供がそんな状況になったらホントどうしていいか分からなかっただろうな、と冷静になってようやく分かったと思います。
学校に行く約束と引き換えに、当時欲しかったCDを何枚も、日本から買ってきてくれたり、
(私にとってはそれがイチバン印象に残っているので書かせてもらいましたが、きっとそんなもんじゃないくらいいっぱいいっぱいいろんなことをやってくれていたのだと思います)
親も本当に必死で、どうにかしてくれようとしていたのだろうな、と……
子供も親も、本当に苦しいんですよね。
なんでそんなことが起こるのか、だいぶ長い間納得できていませんでしたが、、
そんな苦しみから解放され、そんな状況を抜け出す方法があるのだから、
それをあなたに伝えることができたら
『きっとあなたも救われる』
そう、思ったんです。
30年越しにくらいに母親の口からそう尋ねられた時、
「自分にはやるべきことがあった」
と気づきました。
伝えるべき人に、伝えられることを、伝える。
私はもともとコーチングをメインにやってきた人間ですので、一般的な不登校カウンセラーとはアプローチの方法が違います。
そこに、「不登校やひきこもり、パートナーシップ、教育と躾など、親子関係に悩む親子50,000件以上をサポートしてきたチーム」と連携しながら、さらにカウンセリングの技術、セラピー、脳科学、潜在意識、その他のツールなどを加え、改善・改良をしてきました。
その結果、より短期間で、より効果的に、不登校で悩んでいる方々の『力』になれていけていることが実証できたことを、とてもうれしく思っています。
これからも、より多くの方々の家庭環境の改善に関わっていけたら、それほどうれしいことはありません。
そしてなによりも、
まず、あなたのご家庭が明るい未来を求めている
それが、あなたがここにたどり着いた理由でしたよね。
だから……
ぜひ、お子さんとご家庭の明るい未来のためにも、今回のWEBセミナーをご視聴いただき、
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